パンケーキレンズご存じですか?
Canonにはなかったパンケーキレンズ
パンケーキレンズってご存じですか?レンズの筒の部分が短くてパンケーキ(ホットケーキ)のように見えるからこの名で呼ばれています。ちっちゃくてカメラからの突き出しも20mmから30mmなのでほぼボディそのものです。このレンズ、ニコンやペンタックスにはあったのですがCanonには最近までなかったのです。
テッサーという名レンズ
でも、パンケーキレンズはつけて撮影したい。となると社外品のレンズを付けることになるのですがその代表選手はコンタックス Carl Zeiss Tessar T* f/2.8 45mm (カール ツァイス テッサー ティースター F2.8 45mm)です。
このテッサー45mm F2.8は2015年現在でもかなりの数が流通しています。3群4枚という極めてシンプルな設計のため安価に製造販売されたため人気があり1982年の発売から約20年間モデルチェンジを挟みながらも販売が続いたレンズです。今でも2万円台後半から4万円台で流通しているようです。
テッサー45mmF2.8はフィルムカメラ向けに設計されています。デジタル一眼レフで言えばフルサイズ機ですね。APS-Cカメラにつけると焦点距離は1.6倍になります。45x1.6で72mm相当です。望遠よりの標準レンズというより準望遠ですね。ポートレートなどにはちょうどいいのですが、奥行きを出したい時や狭い場所での撮影には向かないのです。
Canonにパンケーキレンズの登場
2012年6月発売のEF40mm F2.8 STM に続き 2014年11月13日発売 EF-S24mm F2.8 STM が発売されAPS-Cサイズカメラ(kissシリーズや[N]0Dの二桁シリーズでも50mm換算の焦点距離38mmの広角レンズの撮影ができるようになりました。40mmF2.8をつければテッサー45mmのように準望遠のになります。テーブルの上の料理や子どもたちとの休日を切り取ることができます。
何よりもAFが付いているのでピント合わせが楽です。また絞りの制御も他のレンズ同様カメラから行えるので特別な気構えは必要あります。テッサー45mmではピントも露出も手動なので手軽さはどうしても削がれてしまいます。
私の家に置いている二桁シリーズに1台には24mmF2.8がつけっぱなしになっています。レンズ長が短くレンズが軽いのでかばんに入れて持ち歩きしやすいようでカミさんが仕事に使ったり、食卓に載った料理の写真を撮っています。
今日のかんたんまとめ
パンケーキレンズというレンズのカテゴリがあります。短く、小さく、軽いの出かけるとに気軽に持ち歩きできます。散歩スナップや、ポートレートにも気軽に使え、写りもかなりいいレンズです。
フルサイズであれば40mmをAPS-Cであれば24mm F2.8がお勧めです。