クローズアップレンズでかんたん接写

テーブルの料理や、フィギュアを大きく写したいのにピントが合わなくて、遠くから小さく写すしかなかったことありませんか?多くのカメラやレンズは被写体からある程度離れていないとピントを合わせることができません。近くても30cm程度カメラから離れていないと撮影できないのではないでしょうか。

近くのモノを大きく撮るためのレンズにマクロレンズがあります。およそ等倍(撮像素子面で被写体と同じ大きさ)に撮影できるので、コインや桜の花のような2cm程度のものでもフレームいっぱいに撮影できるのです。しかし、価格が高いので気軽に買うわけにも行きません。

それに対しクローズアップレンズは2000円くらいだからお気軽に試せます。クローズアップフィルターとも呼ばれることから分かるとおりレンズの前面に取り付けます。多くのレンズはレンズ鏡筒の筒先にネジが切ってあるのでここにフィルターをねじ込んで固定できるようになっています

筒先なので交換式レンズでも交換できないレンズでも使える利点があります。大きさもッレンズの径x10mm程度のモノですからかばんに一つ忍ばせていてもかさ張りません。食事や散歩の時のお供にカメラと共にどうぞ。

今日のかんたんまとめ

クローズアップレンズは筒先につけるタイプの接写レンズです。パンケーキレンズ用クローズアップレンズはいつも持ち歩いています。結構使えますよ。

SIGMA dp0 Quattlo 2ヶ月使って感じたこと

SIGMAのカメラへの愛がすごすぎて全てが素晴らしい(と思える)

2015年の2月にラインナップ加えられることが正式に発表になったdp0でしたが発売時期が2015年夏頃としか伝わってこず気を揉みました。その後2015年7月に発売になった SIGMA dp0 Quattro を9月まで2ヶ月使って感じたことのまとめです。

予め挙げておきますが、この dp0 を持っていない方はすぐに手に入れましょう。シャッターを切る度に、このカメラの性能を知る毎に奇跡のカメラであることを感じます。いま手に入れないと次は無いかもしれません。そんなことにならないためにも、いますぐに買ってください。

誇らしげに掲げられた ULTRA WIDE

初めての SIGMA のデジタルカメラを dp0 から始めるのはどうかとも思ったのですが悪いことはないです。最高です。SIGMA の哲学を、山木社長を始め開発や製造や組立現場の人の自信と誇りを感じます。dp0 は空や風景が圧倒的に美しく撮影できます。街道の風景や建物は歪みの少ないレンズのお陰で躊躇せずにシャッターを切れます。

レーシングカーのようなデジタルカメラ

山木和人社長曰く「目的が特化した二人乗りのスポーツカー」とFoveonセンサーを例えました。それまでのdp Quattro シリーズはカメラとしてもロードスター的な存在だったと思います。ギリギリの大きさに抑えこむことでかろうじてコンパクトを名乗ることが許されてはずのカメラをdp0ではついに踏み越えてしまいました。性能のためなら鏡筒長を切り詰めることなど振り切るのです。車で例えるならレースカーです。F1やIRLのような走るためだけに設計された車と同じ臭いのする機械です。

SIGMA dp0 Quattro は撮るためだけに設計されているのを撮影の度にひしひしと感じます。高画質であるための最初のステップであるレンズ設計と撮像素子の開発、レンズと撮像素子、電子回路の配置、電子回路とソフトウエア、グリップを含むボディ形状、使用頻度の少ないフラッシュを排除する潔さ、明るい中でも見やすいLCDビューファインダー、レンズ交換を排除し組み立て精度を高める設計など使うほどに SIGMA のカメラに対する思いが染みてきます。

設計コンセプトがいい

イメージの再現にどこまでも応えうる懐の深い画像を提供すること。センサー、エンジン、レンズ、筐体などあらゆる要素をこの観点から徹底的に見直し、一から開発しなおしました。 開発コンセプト/ SIGMA dp0 Quattro スペシャルサイト

dp コンセプトにあるとおりですが高画質のために交換式のレンズ、フォーカルプレーンシャッター、ミラーユニットを廃しています。

交換式レンズには接合面の交差が必要です。交差がなければ工業製品としては成立しません。センサーと専用に開発した高性能単焦点レンズを「固定搭載」するコンセプトは初代DPによって世界で始めて SIGMA によってもたらされたものです。

交換式レンズにレンズシャッターではレンズごとにシャッターが必要になるため高コストになるためレンズシャッターは採用されません。フォーカルプレーンシャッターはレンズ交換式カメラには相性がいいのです。dpシリーズはレンズを固定搭載しているのでフォーカルプレーンシャッターは必要ありません。レンズシャッターは動く部品の重量が軽いため振動による悪影響も小さくなります。

ミラーユニットは正確なフレーミングとレンズを通ってきた光が結ぶ像を確認するために必要なものですが、撮影時のミラーの振動が画質へ悪影響を与えます。ミラーの動きを確保するためのスペースは単焦点レンズの設計に制約を与えます。電子ファインダーを採用することでミラーユニットを排しレンズ設計の自由度をあげています。

レンズがいい ディストーションゼロの快感

周辺部が歪まないというのは建物を撮影するときに特に気になる点です。画像周辺部の歪みの大きいレンズで撮影すると建物の角や建具の枠やタイルの目地などが円弧状に歪んで写ります。フレーム周辺に円弧状の歪んだものが来ると目立つために他のカメラでは意図的に外していました。dp0はこの歪みが小さいので気を使う点が一つ減りました。

周辺部の倍率色収差も1ピクセル以内ということで色ずれもほとんどありません。

山木社長は発表のたびに言及するのですが

やはり高解像度なセンサーを積んでいるカメラであれば、高解像度なレンズをやらないと意味がない。やりすぎと言われるかもしれないが、これからも レンズは古典物理の世界で生きているのでそんなに簡単には上がらないのだけれど、これからも高解像度なレンズを追及してゆきたいと思っている。

設計できることと実際に製作して販売するのは必ずしもイコールにならないのですが「設計に近いものができている、歩留まりもいい」国内生産に自社組み立てにこだわる SIGMA の強みです。

他のモデルに比べてもお買い得

開発担当者曰く「このまま通ると思っていませんでした」というほど奢られたレンズ、14mm /  F4 のこのレンズシステムには8群11枚のレンズが組みこまれ撮像素子へと光を導きます。ケチ臭い話で申し訳ありませんが6群8枚のdp2 Quattro と比べると3枚も多く、重量的にも90gも重い(鏡筒含む)のに同じ値段とは大変お買い得ですね。

レンズ鏡筒がいい

するすると回るレンズ鏡筒はグリップの刻まれた部分だけが回るのではなく鏡筒のほとんどが回ります。エンドがないので際限なく回ります。どんな構造になっているのかはよくわかりませんがガタツキがありません。気持ちいいです。

LCD ビューファインダーがいい

何がいいって LCD ビューファインダーのレンズが汚れないんですよ。メガネも汚れないのでかなり快適です。明るい屋外でもモニターの画像をきちんと確認できますし、眉の部分でカメラを支えられるのでカメラが保持が安定します。

フタもいいんです。アルミの削り出しに「太陽光を入れないで」ステッカーが付いています。これもまたカッコイイんですよ。レンズ鏡筒についでカッコイイところです。

LCD ビューファインダー、大きくて持ち歩きには邪魔ですが、撮影には必須です。

「コンパクト」は外してもいい

DP Merrill シリーズはコンパクトでいいんですよ。でも dp Quattro はコンパクトではないですね。Quattro でも dp1 , dp2 , dp3 まではかろうじてコンパクトですよ。でも、 dp0 は振り切りましたね。大柄のボディから長い鏡筒が生えてますから小さくないです。さらにLCDビューファインダーを付けるとこれだけで鞄がいっぱいなんですよ。有り体に言えばデジタル一眼レフよりも大きいんです。でもいいんです。絵はいいんですから。

背面の液晶モニターがギザギザする

液晶モニターが唯一のディスプレイなんですけどちょっとギザギザするするんですよね。直線を斜めに移すようなときになるあのギザギザ。104万ドットの EOS デジタルと比べたって dp0 は94万ドッドですからそんなに違いがあるとも思えないんですが、表示する前に何か別の処理をしているのでしょうか。でもいいんですよ。絵はいいんですから。

起動時間が長い

EOS 60D は電源を切ったりしません。基本的には電源は入れっぱなし、2日だろうと1週間だろうと入れっぱなしです。それは光学ファインダーがあるため、フォーカスや露出を決める瞬間以外はカメラは仕事をしていないからです。 dp0 では電子ファインダーということもあって何かを取るときには背面のディスプレイに絵が映らないことには撮影できません。dpシリーズは電源 OFF 状態からの起動は時間がかかりますね。1.5秒はかかります。それでもいいんですよ。絵は綺麗なんですから。

やっぱり電池の消耗が早い

ずいぶん省電力化したそうですけど、それでもやっぱり電池の消耗が早いですよね。省電力化も必要だと思いますけどもっと電池も大きくていいです。なんなら電池が4つか6つくらい入るグリップを誰か作ってくれませんかね。それとも液晶モニターを使わずに光学ファインダーで撮影するといいんでしょうか。

できれば無限遠固定フォーカスが欲しい

合焦にリミットモードがあるのですが近い側と遠い側は必ず違い値が選択されるのですね。風景や夜景を撮っているときは無限遠でいいように思いますがいかがなものでしょうか。できれば次のファームウエアのアップデートで盛り込んでもらえると嬉しいです。

電池ブタのフックはパチンと閉まって欲しい

電池の止めフックは良いです。でも電池ブタのフックはなぜパチンと押すだけでロックされないのでしょう。フタを押して所定の位置まで行ったらパチンと閉まって欲しいのですが何か理由があるのでしょうか。

メディアスロットのカバーが開け閉めし難い

USB 、レリーズ、 SD カードのカバーがネオプレンゴムのような素材で出来ているのですが、微妙に開け閉めし難いんですよ。結構頻繁に出し入れするのでフタは硬い素材のほうが好みです。

eye-fiを使えってことなのでしょうか。電池の消耗や読み出しの時間を考えるといまいち手を出しにくい感じもします。eye-fiに関してはあんまり評判が良くないというか。 SD のスロットは電池の位置がいいように思います。

今日のかんたんまとめ

かんたんにまとめると SIGMA dp0 はいいです。買いです。撮影して、写真を楽しんでください。画質は最高です。

そして山木社長の「 youtube 変態カメラ」プレゼンや SIGMA dp0 Quattro スペシャルサイトを楽しんでください。社長を始め開発陣が捨て身でこのdp0に掛けた思いが伝わってきます。いろいろやりすぎていて大丈夫なの?と心配になります。

いろいろ至らない部分もありますが Canon と比べたってずいぶんと頑張っていると思います。そういうところも含めて dp0 は全てがいいカメラです。

カメラ選びの基準 あなたが撮りたいモノ、シーンをイメージする

あなたが撮りたいもの、撮りたいシーンをイメージしましょう。何を撮るのか、写真をどんな用途に使うのかで使うカメラの方向性がわかります。

動かない・動きの少ないもの(背面のモニターで撮影範囲決めるられる被写体)

散歩・旅行先のスナップ

毎日の散歩で訪れる公園や路地、町並みや風景、雪景色や花の盛り・紅葉などの四季の変化、朝晩の空模様といった散歩の途中で撮影するスナップ写真として残すと日々の生活がいきいきと色づいてきます。旅先で訪れる風景や思い出を写真に残すことで、後日思い出をよみがえらせることも、家族や友人とその時の感動を共有することができます。

料理

日々の食事やお菓子作り、パンやサンドイッチ、休日のバーベキューや花見のお重・芋煮会など料理やお菓子と共に家族や仲間の表情を写真で残します。

植物・花

花は特に写真との相性のいい被写体です。手塩にかけた庭の草花の盛期を、公園や自社の境内に咲く桜や梅、紫陽花、竹林を。

風景

山岳や海辺へ広大な風景を体験しに旅行に行くのでしたら写真を撮ることでさらに深く楽しむことができます。昼間のクリアな風景に加え、日の出・日の入り前や直後のマジックアワーをみすみす逃すことはありません。

夜景・星空・花火

三脚を撮影のお供に加えられるのであれば夜の撮影は目に見えるもの以上の世界を写真で得ることができます。夕景と町並みやスカイラインの曲線、暗闇に浮かび上がる町並み、青く輝く星空、無数の糸をひく花火の閃光。

動くもの(動きが速くファインダーでないと追えない被写体)

昆虫

身近にあって変わった形をしていることから昆虫は被写体としてはよく選ばれます。小さく動きが速いため特殊な機材と技術が必要ですが鮮やかな色や他の動物では見ることのできない造形が面白い世界です。

こども・家族・ペット

最も身近な被写体ですが身近であるがゆえに意識して撮影していないと記念写真ばかりになりがちです。コミュニケーションを取りながら、次の動きに合わせ撮影することで記念写真では得られない表情を残すことができます。

動物(野鳥、猿、鹿、リス)

野鳥は特に被写体に選ばれることの多い動物です。躍動感のある動物と背景となる自然の組み合わせを撮影することは釣りや狩りと同じ工夫や苦労がありますが、その分喜びが大きいの鳥や動物の撮影の特徴です。

スポーツ・発表会(運動会、部活)

幼稚園の運動会・発表会から小学校中学校の運動会、競技会に始まり各競技のジュニア大会、中体連、高体連、国体など多くの方が楽しまれるスポーツですが写真撮影を楽しまれる方はビデオ撮影に比べると少なくなりました。そのためよく撮れた写真は重宝される傾向にあります。

鉄道・飛行機・モータースポーツ

機械と人間の関わりを表現するモータースポーツは特に男性に人気の被写体です。露出や構図を極める風景写真であり、流し撮りを多用するスポーツフォトでもあります。

撮影シーン

いつでも撮影したい

どんな時でも撮影したい。特別なカメラでなくてもいいし、難しい設定は特にしなくてもいい。

シャッターチャンスを逃したくない

思いついた時にはすぐに撮影を始めたい。電源は常に入っていて欲しいしカメラは手の届くところに置いておきたい。合焦の時間もシャッターラグも短いほうがいい。

重い機材を持って歩きたくはない

ある程度高画質の写真は撮影したいけど、重い機材を持って歩きたくはない。じっくり構図や露出を変えて撮影するのでシャッターチャンスにはあまりうるさくない。

写真の利用シーン

SNSへの投稿、写真データの共有

すぐにSNSで写真を共有したい。いち早くデータや情報を共有したい。

ブログやホームページの素材

構図や露出を追求していい写真が撮りたい。繰り返し使うことになるので撮影後の編集もしたい。

写真のアルバムの作成

入学から卒業までの学校生活や結婚式、家族の一年ごとの行事をまとめアルバムにします。日常では感じなかったことでもアルバムを編集するときには一枚ごとの写真の撮影シーンを思い出すことができます。また、こどもの独立や結婚の時にはアルバムを送ることができます。

書評 ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 モノクロ写真

書評 ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 モノクロ写真

目次

  • モノクロ写真の始まり
  • モノクロで見る
  • プロ写真家からのアドバイス マリオン・E・ウォーレン 明暗と構図で表現する
  • カメラを選ぶ
  • 光で描く
  • プロ写真家からのアドバイス ドン・ドール,S.J. 写真を通じての教え
  • デジタルモノクロ画像の作り方
  • プロ写真家からのアドバイス ブライアン・ピーターソン 人と土地のドキュメント
  • デジタル編集
  • 作品をプリントする
  • モノクロ写真の本質

単行本: 164ページ
出版社: 日経ナショナルジオグラフィック社 (2006/2/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 493145058X
ISBN-13: 978-4931450585
発売日: 2006/2/11
商品パッケージの寸法: 21.4 x 13.4 x 1.4 cm

著者のリチャード・オルセニウスは「ナショナルジオグラフィック」誌で活躍する写真家。モノクロ写真を作るために、プロの写真家はどんな準備をするのか、何をすべきか、画像編集ソフトを使ってどんな調整を行うのか、機材はどうするか、などを詳しく説明しながら、最高の人物写真を撮るための考え方とテクニックを解説する。

本国米国版ではField Guide シリーズとして今も発行され続けるナショナル・ジオグラフィック発行の撮影ガイドです。ポケット版的な大きさなので、撮影のお供にも持ち歩きでき、何度も読み返すことのできる参考書です。

このシリーズの特徴である、ナショナル・ジオグラフィックで活躍する写真家が自作を解説する「プロ写真家からのアドバイス」は、他の撮影参考書やナショナル・ジオグラフィック本誌では語られない裏側からの視線が語られます。また編集者とのやり取り、採用されるための工夫など写真の技術が上がり写真への理解が深まるにつれ読み取れる内容もより深いものになります。

「プロの撮り方 モノクロ写真」のデジタルワークや機材に関しては2005年当時のものなので時代を感じるものの、モノクロ写真に関する部分については普遍的な内容になっています。著者のリチャード・オルセニウスは人物をモノクロ写真で表現するための技術をこのテキストで伝えようとしています。風景写真のような構成にも人の営みが表現され、色を削ぎ落とした写真でよりドラマチックな写真が表現できることを示します。

カメラ選びの基準 動きのあるものはデジタル一眼レフで

最初はスマホのカメラから

スマホで写真撮ってますか?メモ代わりに、記念写真に、綺麗な風景に、今日のランチ、花火やテーマパーク、コスプレ生活の周りの撮影にはスマホのカメラは身近にあるのでとても優秀なパートナーです。撮った写真の見直しや何度も構図や露出を変えて撮影していますか。もし、何枚も撮っていないのであれば、今日からは何枚も撮影してお本になる写真と同じような写真が撮れるように練習しましょう。

撮ったら誰かに見てもらう

もちろん、自分で良し悪しがわかる方はそれでいいと思いますが、よくわからないという方は身近にいる人に写真がよく取れているか聞いてみましょう。専門家ではない人でも意外に良し悪しは判断がつくものです。どこがいいとか悪いとかは言ってくれませんが、よく撮れた写真かそれ以外かは反応でわかります。

いよいよカメラ選び

しばらくスマホで撮ってみて、納得できる写真が取れているようであれば同じような性格のカメラがいいのかもしれません。反対に結果に納得出来ないのであれば、スマホのカメラとは違う方向性がカメラがいいはずです。

スマホのカメラである程度取れている方は一眼レフは必要ないかもしれません。ミラーレスカメラで撮影できる被写体で写真撮影しているはずです。静物や動きの少ないもの、風景や建物、テーブルの料理などです。

反対に、スマホカメラでは満足行かない方はシャッターチャンスがものにできなかったり、撮影条件を変えたかったりするのではないでしょうか。こちらの方はデジタル一眼レフが良いでしょう。

シャッターチャンスに強いのはデジタル一眼

動くもの、例えば子どもやペット、車やバイク、運動会や体育会の試合などピント合わせや構図の変更を頻繁に求められる方にはデジタル一眼レフが最適です。

シャッターチャンスよりも優先するものがある場合はミラーレス

画質や本体の大きさを抑えたいなど希望があるならミラーレスカメラとなります。

きょうのかんたんまとめ

レンズ交換式は必須ではない

極端な広角や望遠撮影をするのではなければ交換レンズは必須ではありません。自分の一番良く取る被写体用のレンズさえあればそれ以外はあまり必要にならないものです。まずは一本のレンズを味わい尽くしてください。

高級ミラーレスデジタルカメラは本当に高画質なの?

デジタル一眼レフカメラでの撮影に慣れたユーザーにとって、高級ミラーレスデジカメの方が画質がいい、という記事を見ると心がざわつきませんか?ピントの精度や合焦時間の短さ、絞りとシャッター速度の変更や露出の調整等々ハードウエアボタンやダイヤルで思いのままに扱えるデジタル一眼レフカメラのほうがミラーレスよりも写りが良いはずと思われるのではないでしょうか。

ミラーレスデジタルカメラの中にはデジタル一眼レフカメラより画質が良い物があることは間違いありません。これはメーカーの違いというよりはカメラの構造の違いからくるのです。ミラーレスと一眼レフの違いはもちろんミラーがあるかないかです。一眼レフカメラにはミラーを収める空間が必要なのに対しミラーレスにはその必要性はありません。その分ミラーレスカメラのレンズ設計には制約が少ないのです。

一眼レフは正確なフレーミングをする、正確な合焦に焦点を合わせて進化しました。そのためレンズとフィルム(現在は撮像素子)の間にミラーを挟み本来はフィルムに行くはずの光をミラーで反射し光学ファインダーに導いています。そのためミラーの収まる空間、ミラーボックスが必要になりレンズ後玉(撮像素子に一番近いレンズ)は撮像素子から離れています。

この距離をバックフォーカスと呼び、レンズ設計に大きな影響を与えます。一眼レフ開発当初は広角系のバックフォーカスを長く取る設計ができずミラーを固定して使っています。またバックフォーカスを小さくするとレンズ全体を小さくできるため、ミラーレスデジタルカメラでは小さなレンズでも高画質のものが数多くあります。デジタル一眼レフ用のレンズではフルサイズ用レンズに比較しAPS-C専用レンズは小さく軽くできています。

レンズ設計に制約がないとレンズの設計は画質を最優先にできます。このためミラーレスデジカメのレンズは高画質なものが多いのです。SONY、OLYMPUS、FUJIFILMのミラーレスデジカメには高画質のものが多くユーザーの評価も高いのです。

ただし、レンズ交換式のカメラの多くはフォーカルプレーンシャッターを用いるためバックフォーカスが10mmを切るような極端な単距離にすることはできません。レンズ交換を拒否したSIGMA DPシリーズのようなレンズシャッターを持つカメラはさらにバックフォーカスを小さくする自由度を得られるため、さらに設計に自由度が生まれます。画質がいいことはもちろんですが、画質を最優先に設計するための枠組みを作ったことが「変態」と呼ばれつつも賞賛を受けるポイントの一つにもなっています。

今日のかんたんまとめ

ミラーレスデジタルカメラが高画質なのはレンズ設計に制約が少ないためです。バックフォーカスを小さくできるため高画質のレンズを設計しやすい構造になっています。

レンズ口径が小さくコンパクトなレンズであっても明るく高画質なレンズが数多くあります。

手ぶれ防止の対策 – デジタルカメラ撮影テクニック

手ぶれとは – 手ぶれと被写体ぶれ

手ぶれには2種類あります。シャッターが開いている間にカメラやレンズが動いて写真がぶれるものと,被写体が動いて写真の一部がぶれるものがあります。カメラやレンズが動いてぶれた写真を手ぶれと呼びます。被写体が動いて写真がぶれた写真は被写体ぶれです。

手ぶれはカメラ・レンズが動くため画面全体がぶれて写ります。これに対し被写体ブレは動いているものだけがぶれるので区別できます。短距離走の手足の先や動いている車両、夕方の遊園地、海岸や川辺の水面、噴水のように早く動いているものは日常の写真でもぶれて写っていることが多いものです。

ぶれの種類と原因、特徴

ぶれの種類 原因 特徴
手ぶれ シャッターが開いている間のカメラの動きで起こる ・写真全体にブレがある

・動きが小さい場合ピンぼけに見えることもある

被写体ぶれ シャッターが開いている間に被写体の一部が動く 全体的にはピントもあってブレがないが、動きがあったものだけブレる

 

ぶれの原因 – 手ぶれとシャッタースピード

ぶれの原因はカメラや被写体が動くせいでどちらも動かなければ手ぶれ・被写体ぶれは起こりません。被写体ぶれはシャッタースピードが根本的な理由ですが手ぶれの場合はカメラのホールドとシャッタースピードの複合的な理由になります。

手ぶれの原因 – 撮影者のホールドと対策

シャッターが開いている間にレンズのなかで動くものがぶれて写ります。カメラやレンズが動くと手ぶれが起こります。不安定な姿勢でカメラが安定しないと撮影中に(シャッターが開いている間に〉レンズに映る被写体が動いて見えます。実際には被写体が動いているわけではないのですが写真としてはぶれてできあがります。

手ぶれの原因と対策

手ぶれの状況・原因 対策
カメラが安定しない 脇を閉めてカメラを持つ
望遠レンズのぶれが止まらない 左手はレンズの先端を支える
ファインダーで撮影するとぶれる ファインダーを覗く側の眉で支える
背面のモニターで撮影するとぶれる ストラップを首から掛け腕で支える
コンパクトカメラが持ち難い 後付グリップや小型三脚を付ける
数多くシャッターを切るとぶれる 穏やかにシャッターボタンを押す
それでもぶれる 息を止めずに撮影する
立って撮影しているとぶれる 座る、寄りかかる、支えを使う
長時間の撮影でぶれる 一脚や三脚を使う

 

カメラを安定性を上げる持ち方 – 脇を締める

カメラを安定させるには腕を体に近づけるよう脇を締めます。力を入れると体が硬直して逆にぶれの原因になるのでリラックスしましょう。二の腕が軽く脇に触っているのを意識できる程度が理想です。

短いレンズのデジタル一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラであれば体の正面で構えることもできると思いますが、望遠レンズを付けたデジタル一眼レフでは少し窮屈かもしれません。その時はレンズを左肩の方に少し振り構えるようにしてください。望遠レンズはカメラに違い側を持つのではなくレンズの先端に近いところを持つようにすると手ぶれが減ります。

ファインダーを覗くのであれば眉で支える

カメラが安定させるには多くのところで支える必要があります。デジタル一眼レフであればファインダーがあるので望遠レンズを使った撮影ではファインダーを使っての撮影のほうが手ぶれが少なくなります。ファインダーを覗く際には両手に加え額や眉の部分でファインダーの周囲を支えるとカメラが安定します。

ストラップ・グリップを使う

コンパクトデジカメや標準・広角レンズを付けたデジタル一眼レフの場合は背面のモニターでの撮影が一般的です。この場合も脇を閉め撮影をすると手ぶれが少なくなります。またストラップを適切な長さで使えば両手に加え3本、4本でのホールドになるので安定性が上がります。

コンパクトデジカメであればストラップの他にも後付のグリップでホールド感を上げることもできますし、小さな三脚をグリップ代わりに使うこともできます。

ハイアングルやローアングル、接写の機会が多い方はバリアングルモニターと呼ばれる背面のモニターが動くものを選ぶとよいでしょう。無理な姿勢を作ることがなくリラックスして撮影に集中できます。

シャッターを切る動作でも手ぶれが

シャッターを押す動作で手首や腕が動くことでも手ぶれが発生します。シャッターは軽く押してもシャッターは切れますので、力を入れず穏やかにシャッターボタンに力を入れるようにします。ボタンを離すのはシャッターの動く音や振動が終わってからでも遅くありません。連写が必要な場合は連写モードへ切り替えましょう。

リラックスして撮影を

手ぶれを防止しようと呼吸を止めてしまうと、体に力が入ってしまい逆に手ぶれが増える原因になります。息を止めないで静かに呼吸しながらのほうが手ぶれが減るように思います。

立っている必要がなければ座って、壁や柱があれば寄りかかって、手摺や机などカメラを乗せることができればカメラを持つ手を何かに乗せるだけでも安定します。

三脚や一脚の利用も視野に入れて

数時間にも及ぶ長時間の撮影で疲れる時には一脚や三脚の利用を検討しましょう。会場の都合や混雑の程度で使用の可否はありますが使えるのであれば撮影が楽になります。カメラやレンズの重さを一身に受け、疲労や体の痛みに耐えるのではなく、道具を使い撮影に集中しましょう。

一脚・三脚の購入を除くと、カメラマンに対しての手ぶれ対策はほとんどコストの掛からないものばかりです。カメラを安定して構えることはどんな状況の撮影についても共通の技術です。最初はできなくても繰り返し練習することで安定します。デジタルカメラはシャッターを切ったあとすぐに写真を確認できるので何度も練習してください。

共通のぶれ防止の対策 – シャッタースピード / カメラができること

根本的な被写体ぶれ・手ぶれ対策はシャッタースピードを上げることです。プールへの飛び込みのシーンでまるで最初から動いていないかのような写真は1/2000秒や1/4000秒のような速いシャッタースピードで撮影されています。本来被写体は動いているのですがシャッタースピードが速いため極僅かな動きしか記録されず写真としては止まって見えるのです。つまりシャッタースピードを上げることで被写体ぶれ・手ぶれは防止できるのです。

シャッタースピードを上げるための対策とデメリット

シャッタースピードを上げる対策 デメリット
絞りを開く 被写界深度が小さくなりピントの合う範囲が狭くなる

ピント合わせがシビアになる

ISO感度を上げる 感度が上がるとノイズも増える

画像編集ソフトでノイズ除去が必要

露出を下げる 暗い写真になる

露出の補正編集が必要

フラッシュを使う 背景が暗くなる

被写体が遠いと光が届かないことも

会場によっては使えないところもある

広角側で撮影する 画角が変わるので表現が変わる

近寄れないと使えない

手ぶれ補正機能を使う 現在は主流の技術

購入すると高コストに

明るいレンズを使う 購入すると高コストに

絞りを開く

絞りを開くとシャッタースピードが上がります。絞りの設定値を1段小さくする(F8 から F5.6)とシャッタースピードは半分(1/15秒が1/30秒)に、2段小さくすれば(F8からF5.6からF4へ)シャッタースピードは元の値の1/4(1/15が1/60)になります。通常お任せモードやPモードを使っていると絞りは開放から1段または2段絞りを絞っています。これはレンズの描写性能を最大にするためで、絞りを開放で使うと描写性能は甘くなる傾向があるためです。

ISO感度を上げる

ISO感度を上げることでもシャッタースピードを上げることができます。絞りと同様に感度を2倍にするとシャッタースピードを半分にできます。ただし感度を上げ過ぎるとノイズが多くなるので、機種ごとの最適値を確認しておきましょう。

ノイズが乗っても必要な場合は遠慮せずに上げてください。撮影できるチャンスを逃してしまうよりも記録が残っていることのほうが重要な場合がほとんどです。

露出を下げる

露出を下げる方法もあります。数値的には絞りや感度と同じで1段下げるとシャッタースピードが半分になります。ただし写真の露光量が半分になるため暗い写真になります。撮影後フォトショップ等の画像編集ソフトによる補正作業が必要です。

フラッシュ・ストロボを焚く

フラッシュ(ストロボ・スピードライト)を使うことでもシャッタスピードを上げることができます。ただし、望遠レンズを使っていると被写体からの距離が遠過ぎで有効に使えないことがあります。また撮影会場によってはフラッシュの使用を禁止されることもあります。フラッシュ撮影に関しては硬い影の緩和にバウンスやレフ板、日中シンクロや夜景シンクロでの背景の絵作りが必要です。

より広角側で撮影

ズームレンズの中にはF値が焦点距離に応じて変わるものもあります。広角側と望遠側では2段程度違うものあります。一般的に広角側のF値は小さくできています。そこで被写体に近づいて撮影できるのであれば広角側での撮影で1段分明るい条件下での撮影ができます。また同じF値であっても広角側は画角が広い分手ぶれが目立ちません。逆に望遠側は手ぶれの振幅が同じでも画角が狭い分ぶれの距離が大きくなります。

手ぶれ補正機能

手ぶれ補正機能のついたカメラ・レンズは最近の機種では一般的になりました。3段4段程度の手ぶれ補正機能を持つカメラ・レンズも珍しくありません。200mmの焦点距離の望遠レンズの場合補正なしでは1/250秒程度のシャッタスピードが一般的に手ブレしない目安でした。これに3段、4段の補正があれば1/30秒、1/15秒でもぶれにくい撮影ができるということです。しかし手ぶれがなくなるわけではありません。補正しても画像は多少なりともぶれています。

明るいレンズを使う

F値の小さなレンズはレンズを通過する光の量が多いので速いシャッタスピードで撮影ができます。標準レンズ(焦点距離50mm前後)には安価でF1.8程度のF値の小さなレンズがあり、テーブルの料理から散歩中のスナップ、海岸や山岳の風景とオールマイティに撮影できます。

50mmから単焦点側も望遠側も離れていくに連れ明るいレンズは高価になります。望遠側は大量のガラスを使用するため大変高価になります。

明るいレンズをシャッタースピードを早くするために使うと絞りが開くため被写界深度が浅くなりピントの合う範囲が狭くなります。ピント合わせの精度が要求されます。

コンパクトデジカメでもレンズの明るい機種が選べます。高級コンパクトの中にはレンズのF値が小さな明るいレンズを持っているものが多いのでここから選ぶことになります。デジタル一眼レフ用レンズと同様明るいレンズを持つコンパクトデジカメも高価です。

今日のかんたんまとめ

手ぶれはシャッタスピードが遅いことが原因で発生します。カメラのホールドを安定させ、シャッタスピードを速くできるよう設定を変えましょう。カメラのホールドを工夫するだけでもシャッタスピード2段程度の安定性を稼ぐことができます。

手ぶれも被写体ぶれも意に反して起これば失敗写真ですが意図的に効果的に用いるとスピード感を表現できるためよく用いられる撮影テクニックでもあります。

パンケーキレンズご存じですか?

パンケーキレンズご存じですか?

Canonにはなかったパンケーキレンズ

パンケーキレンズってご存じですか?レンズの筒の部分が短くてパンケーキ(ホットケーキ)のように見えるからこの名で呼ばれています。ちっちゃくてカメラからの突き出しも20mmから30mmなのでほぼボディそのものです。このレンズ、ニコンやペンタックスにはあったのですがCanonには最近までなかったのです。

テッサーという名レンズ

でも、パンケーキレンズはつけて撮影したい。となると社外品のレンズを付けることになるのですがその代表選手はコンタックス Carl Zeiss Tessar T* f/2.8 45mm (カール ツァイス テッサー ティースター F2.8 45mm)です。

このテッサー45mm F2.8は2015年現在でもかなりの数が流通しています。3群4枚という極めてシンプルな設計のため安価に製造販売されたため人気があり1982年の発売から約20年間モデルチェンジを挟みながらも販売が続いたレンズです。今でも2万円台後半から4万円台で流通しているようです。

テッサー45mmF2.8はフィルムカメラ向けに設計されています。デジタル一眼レフで言えばフルサイズ機ですね。APS-Cカメラにつけると焦点距離は1.6倍になります。45x1.6で72mm相当です。望遠よりの標準レンズというより準望遠ですね。ポートレートなどにはちょうどいいのですが、奥行きを出したい時や狭い場所での撮影には向かないのです。

Canonにパンケーキレンズの登場

2012年6月発売のEF40mm F2.8 STM に続き 2014年11月13日発売 EF-S24mm F2.8 STM が発売されAPS-Cサイズカメラ(kissシリーズや[N]0Dの二桁シリーズでも50mm換算の焦点距離38mmの広角レンズの撮影ができるようになりました。40mmF2.8をつければテッサー45mmのように準望遠のになります。テーブルの上の料理や子どもたちとの休日を切り取ることができます。

何よりもAFが付いているのでピント合わせが楽です。また絞りの制御も他のレンズ同様カメラから行えるので特別な気構えは必要あります。テッサー45mmではピントも露出も手動なので手軽さはどうしても削がれてしまいます。

私の家に置いている二桁シリーズに1台には24mmF2.8がつけっぱなしになっています。レンズ長が短くレンズが軽いのでかばんに入れて持ち歩きしやすいようでカミさんが仕事に使ったり、食卓に載った料理の写真を撮っています。

今日のかんたんまとめ

パンケーキレンズというレンズのカテゴリがあります。短く、小さく、軽いの出かけるとに気軽に持ち歩きできます。散歩スナップや、ポートレートにも気軽に使え、写りもかなりいいレンズです。

フルサイズであれば40mmをAPS-Cであれば24mm F2.8がお勧めです。

埃っぽい撮影場所でスポーツフォトとボディ・レンズ選び

屋外でスポーツの撮影されていますか?

運動会やサッカー野球といった屋外でするスポーツの撮影されていますか?マラソンや自転車やモーターサイクル、自動車のレースの撮影されていますか?レースやゲームと言うのは日常を撮るのとはちょっと違うのかもしれませんが、やってみると撮影そのものもスポーツではないかと思うような楽しい瞬間があります。もし、あまり経験がなければこれを機会にスポーツフォトを始めませんか。そのために、購入したレンズの選択についてのメモです。

EF 70-200mm F2.8L USM という答え

最終的にはCanon EOS 20D と EF 70-200mm F2.8L USM の組み合わせにしたのですが、そこに行き着くにはそれなり手を尽くしたのです。お陰でEF 70-200mm F2.8L USM は10年たった今でもメインのレンズです。

デジタル一眼レフを購入する前は高倍率のコンパクトデジカメを使っていました。何人かの友人がそれぞれ別の機種を使っていたので良さそうなものを幾つか借り、試験的に撮影をした上で購入しました。しかしシャッターのタイムラグ、AFの遅さ、レンズへのホコリの侵入にはほとほと困りました。電源のON/OFFに伴いレンズが伸び縮みするのですがその時にレンズの内部の体積が変わります。当然伸びるときには空気を吸い込みますし縮むときには空気を押し出します。これの繰り返しでレンズ内部はあっという間にホコリだらけになってしまいました。あまりにいろいろ苦労をするので諦めてデジタル一眼レフを購入を検討することに。

おすすめとおりに選べない

そこで実際に撮影されているプロカメラマンのおすすめはどんなだったのかというと。
単焦点 200mm 400mm と 何かワイド側(広角レンズ)1本かな?
Lレンズ 明るくていいよ
ボディおかわり、2桁シリーズでもいいよ
みたいなもので、なんとも手が出ない予算立てになってしまうのです。

予算が足りなくて買えるのは1本だけ

本を読んだりメーカのカタログをみて単焦点がいいのはわかりました。しかしLレンズは高いのです。その上彼らはフルサイズで最上級機を使っているのです。ボディを2台以上となると全く現実味がありません。

単焦点レンズの性能がいいことは納得した上で、しかしズームレンズで行くことにしました。ズームレンズならば2本分、3本分の焦点距離を選べるだろうと思ってのです。もうちょっと身近な人に200mmと50mmのレンズとボディを借りて撮影してみました。狙いは50mmで広角側の画角や被写体の大きさがどの程度になるのか、同じように200mmではどの程度距離で被写体がフレームいっぱいになるのか試すつもりだったのです。

守備は上々でした。そこでズームレンズの焦点距離は50mm-200mm程度のモノを選ぶことにしました。Canonには70mm-200mmのLレンズには何種類かあります。IS付きISなしでF2.8,F4の組み合わせで4種類、EF-Sレンズには18mm-200mmと55mm-200mmがありますがこちらはF値が3.5または4から5.6と1段から2段暗めです。

あまりにもホコリっぽい環境でレンズ交換ができない

実はこのレースとても埃っぽい環境でやるのですが、その土埃がひどくて、車のフロントウインドウに着くとウエスで拭き取るかワイパーで流さないことには動くこともできないような状態になるのです。カメラもレンズも細かな土埃でザラザラです。そのためレースの途中でレンズ交換などとてもできません。だからズームレンズであることはボディがひとつしか買えない身分としては必須のものだったのです。

光量が足りないのに被写体はすごいスピードで動いている

そしてこのレース、悪いことにナイトレースもやっていたのです。もちろん照明はあるのですが撮影向きではない明るさなのです。感度を上げてもかろうじて撮影できる程度、F値の大きなレンズではAFも効きにくく、たとえ1段でも明るいレンズを選ぶことにしました。

焦点距離は50mm-200mm、ズームレンズで明るいレンズ、そして流し撮りメインになることからEF 70-200mm F2.8L USM を選択しました。当時IS付きはありましたが予算的な要素が大きくこの時はISなしのレンズを選択しています。

今日のかんたんまとめ

被写体や撮影場所が決まっていればレンズはある程度絞れてきます。その時に適切なレンズを選択することは予算の限られているアマチュアカメラマンにはとても重要なことです。いいレンズは撮影をサポートしてくれますし、疲労も少なくなります。

レンズやボディが借りられるのであれば借りて実際の状況で試してみましょう。納得して購入すれば長い時間使用できますしAFの癖もつかめてきます。

高価で高級なレンズが良いレンズとは限りません。自分の撮影スタイルに合ったレンズを選びましょう。

レンズとボディ、どちらかいいのを買っていいならどっちなんだろう?

これも自分自身の事なのですが、たまたまハマっただけだと考えていたのですが後から整理してみるとそれなりに理の通りそうなことだったので、ご報告ということで。

2005年頃のことです。それまで写真撮影は高倍率コンパクトデジカメを使っていたのですが被写体が常に動いていてAFではピントが合わなかったのです。そこでなんとか予算をつけてカメラの購入できそうなところまできていました。当時その競技でデジタル一眼レフで撮影していたのはプロカメラマンばかりで最上級機のボディに明るい望遠レンズと羨ましくても参考にはならず、レンズは後からいいのを買い足せばいいか?と考えてもいたのです。

実際に購入したレンズはEF 70-200mm F2.8 Lだったのですが、その時は別の理由でこのレンズを選択する以外に道が残っていなかったのです。ただ結果的にはある意味正解で望遠レンズはこの一本しか購入していません。実に10年も同じレンズを使っています。

対してボディはすでに5台目です。なぜこうなるのでしょうか。

陳腐化するボディ

ボディを購入する理由はボディが約2年毎に性能を上げてくることにあります。高画素化、高感度化、秒間の撮影回数の向上に加え本質的では無いのですが動画機能や背面モニターの高画素、面積拡大、バリアングル化等で撮影が楽になります。細かなと事では親指フォーカスボタンといったユーザアシスト機能などもその一つです。

そのため、折を見てボディは買い足していました。2台目を購入した後の1台目はバックアップと広角レンズ用に、3台目の時も同じ要領でシフトして最初の1台はカミさんとこどもが撮影に使えるようにしていました。

当初は多用していた連射機能も次第に使わなくなりました。そのため連写のためのバッファメモリ多さや秒間のシャッター回数に関してもこだわりはなくなりました。いい瞬間は最初の一コマだけというのがほとんどです。

撮影する頻度の高い焦点距離のレンズを選ぶとレンズは資産化する

私の場合は被写体が2輪で特殊な競技を主に被写体とするため70-200mmと広角ズーム(こちらは後日買い足しました)の2本立てで十分でした。望遠ズームの方はほぼ流し撮りということあってIS(イメージスタビライザー、手ブレ防止機能)も付いていないモノを選択出来ました。

デジタル一眼レフカメラ性能は年を追う毎に高性能化、高機能化されていくのに対しレンズの光学性能はコンピューター支援による開発で一定の性能を確保しているためそれほど頻繁に進化しません。ある意味枯れているといっていいと思います。ただし、ピント合わせの時間短縮や手ブレ防止補正、防塵防滴といった補助的な性能は高くなっていますが。

危険地帯「沼」

レンズに関してはいわゆる「沼」に嵌ると際限なく入れ替えや買い増しになるのだと思いますが、それは標準レンズから準望遠のあたりではないでしょうか。同じような画角のレンズにF値の違いやサードパーティ製のもの、果てはマウントアダプターを介してのマニュアル撮影まで様々な楽しみ方ができてしまいます。危険な沼なので近づかないようにご注意を。

今日のかんたんまとめ

レンズの選択は一本目から妥協のない方が長期的はコストの低減につながると感じています。予算に余裕があればレンズに投入することをお奨めします。